語り部と歩く 世界遺産 熊野古道小辺路
「果無
(はてなし)集落」と谷瀬の吊り橋・十津川温泉の

日帰りバスツアー
に行ってきました。2010年11月23日

温泉のある「昴の里」にバスを停め、

語り部さんに案内され、十津川に架かる柳本吊橋を渡り
熊野古道登山道へと進みます。

細いロープで吊るされた橋で風に吹かれると怖いほどに揺れます。
橋を渡りきるとこの登山道に着きます
運動不足の私には嫌な予感がする急な小道が見えました。
あえぎあえぎ、皆に遅れないようやっと着いて行きました。
8軒だけの小集落「果無集落」に着きました。皆が親戚関係になるそうです。

朝、目が覚めたら家の前の小道が世界遺産になっていた、とびっくりされたそうです。
民家の前で語り辺さんも一緒に一休み
「天空の郷」と言われるのがわかります。

良い天気に恵まれました。
毎日の生活はいかにか?と思っていたら、
この先に林道が出来ていて車が走っていました。
安心しました。
昔は大変だったでしょうね。
林道を渡ったら又、石畳道が続いています。

今回のツアーではこの先には行かず林道を下り、
バスの待つ「昴の郷」に戻り温泉に入浴し一休みしました。
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谷瀬の吊り橋
日本有数の長さを誇る鉄線のつり橋。
長さ297メートル高さ54メートル

もともとは生活用のためのつり橋としてかけられたんじゃよ。
今から約60年も前の昭和29年(1954年)戦後の復興期のことじゃ。
谷瀬の人々らは川に丸木橋を架けて行き来しておったんじゃが、
洪水のたびに流されとった。
そこで谷瀬集落の人々は1戸当たり20〜30万円という、
大金をだしあい当時としては思い切った800万円もの大つり橋を
村の協力を得て完成させたんじゃのら。
当時の教員の初任給が7800円で米10キロが765円の時代じゃよ。

「観光協会のホームページから抜粋」


この長さはさすがに渡り切るのに怖いものがありました、
風が吹いたら揺れ、人の重さでも揺れます。

九重町の「夢の大吊橋」は頑丈さが信用でき、安心で怖さはありませんでしたが、
こっちの方は早く渡り切りたいと思ってしまいました。

観光客には許可されませんが、
地元の人はこの橋をバイク・自転車で渡る人もいるそうです。